1972-10-30 第70回国会 衆議院 本会議 第3号
こうした一連の国家権力によって、国民の声を黙殺して軍事優先政策へ独走しようとする田中内閣に、日本軍国主義化への危険を抱くことは、むしろ当然のことではないでしょうか。田中内閣がこの国民的な批判にこたえようとするならば、これらの施策をすみやかに撤回すべきであります。
こうした一連の国家権力によって、国民の声を黙殺して軍事優先政策へ独走しようとする田中内閣に、日本軍国主義化への危険を抱くことは、むしろ当然のことではないでしょうか。田中内閣がこの国民的な批判にこたえようとするならば、これらの施策をすみやかに撤回すべきであります。
日米安保体制と国民の国を守る気概が強調され、四次防の実施を急ぐだけで、国際的通念となりつつある日本軍国主義化をどう打破し、非軍事的な新しい安全保障の方法について多角的な提案と論議をしようとはしません。
アジアの緊張緩和の動きを促進するためには、平和的外交手段による努力を積み重ねるべきであり、四次防を中止し、防衛費を削減し、非核武装宣言と沖繩の非軍事化決議を行なって、アジア諸国民からの日本軍国主義化の非難を解消させ、平和・中立の外交政策を積極的に展開すべきであると思います。
日本軍国主義化のまさにあらわれであるというふうに受け取ると思います。そういうものはやめるのか、あるいはいま台湾から引き揚げようとしておる第七艦隊もすでに引き揚げ、ベトナムからも引き揚げる。沖縄にはしかし厳然としてアメリカ軍の基地があるという現実は、中国にとって見るなら、日本の中国敵視政策がそこに残ってあらわれている。
そういうようなことは一部の人たちに、日本軍国主義化するという材料に使われる危険性はかなりある、そのように思います。それから、ヨーロッパ方面の影響は、概していうと、封建的な日本あるいは軍国主義の危険性がある日本というような印象をやはり与えておるように思いました。
○森元治郎君 それから第二点の、ライシャワーさんの、安保条約によって日本軍国主義化を押えるためにアメリカ軍が駐留し、基地を持ち、日本全国の領土に根をおろしていく必要があるのだということはどうお考えでしょう。
すなわち、この法案は、かかる米国の安全保障のための一環としての日本軍国主義化の過程に立つものとして観察をすることができるのでありまして、われわれは断じて賛成し得ざることは当然であります。 第二の反対理由といたしまして、われわれ勤労者は今まで常に重税によつて苦しめられて参りました。政府の口にいたします減税は単なる税法上の減税にすぎず、現実には年々国民一人当りの税負担はふえるばかりであります。